コラム
皆さんは、舞鶴市東部の地域に、軍艦の名前が付けられた道路が数多くあるのをご存じですか。
この地は日本海側唯一の旧海軍の拠点があったことから、海軍ゆかりの町としても有名です。
このことを表すかのように、舞鶴湾、JR舞鶴線、志楽川で囲まれたこの地域には、軍艦名が付けられた道路がなんと33本も走っています。
明治36年から終戦した昭和20年までの間、旧国や山岳、河川等を名前とした軍艦が数多く造船されていました。
道路名を見て、なるほどと思われる方も多いのではないでしょうか。
中でも、東西に伸びる「富士」「八島」等の6つの通りには、南北に延びる三条通との交差点に、名前の由来である軍艦のイラスト付看板が設けられています。
そして、この地の素晴らしさを伝えるために、地元の方がガイド役となって案内する「まち歩きガイド 舞鶴鎮守府軍艦通り名33ヶ所お遍路ツアー」が催行されています。
コースは、東・中央・西の3つがあり、各地域の特色や、舞鶴・海軍の歴史に触れることができるそう。
また、軍艦名の道路専用の御朱印帳も販売されているので、自分のペースで散策してみるのも一興かもしれませんね。
ただ、車で走行する場合は、少し注意が必要です。
数多くの道路が東西南北に走っていることから交差点が多く、南北に伸びる道路には、一方通行に指定されている道路も少なくはありません。
素敵な町の風情を楽しむのに併せて、標識や交差点での左右確認をしっかりとしていただき、安全運転に努めましょう。