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渋谷街道(山科区)

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「渋谷街道」は山科区の音羽~花山を繋ぐ3.3kmの道です。

その昔、沢の水が絶えず落ちるとても滑りやすい道だったため、「滑谷(しるたに)」と呼ばれていたことが、「渋谷(しぶたに)街道」の由来に関係しているのだとか。

周辺には「竹鼻三ノ堂」の中で唯一の現存する「西念寺」や、水不足を解消するためにつくった「だんじょの水」など、この地の歴史に繋がる場所が数多く残っています。

また、花山にある「元慶寺」は、花山法皇ゆかりの地として「西国三十三所番外札所」に指定されています。

2府5県にまたがる「西国三十三所巡り」は、718年に始まるも普及せず、その約270年後に託宣を受けた花山法皇が自ら巡礼したことで、人々に広まったとされています。

諸説あるようですが、御朱印の起源も、この西国三十三所巡りにあると言われています。

巡る際には、ぜひ元慶寺にも訪れてみてはいかがでしょうか。

この道は、閑静な住宅街の中にあり、道幅が狭く見通しの悪い箇所が多くあります。

特に花山側は、五条バイパスから細く枝分かれする形で始まり、下り坂のためスピードが出やすくなっています。

その先には急角度のカーブがあるため、しっかりとスピードを落として慎重に走行し、歩行者も車には十分注意をして通るようにしましょう。

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