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府道247号線・宇治志津川線(宇治市)

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府道247号線と市道宇治志津川線は、合わせて約2kmの宇治川沿いを通る細い道路です。

宇治橋の東詰から南北に約600m延びる府道247号線のうち、朝霧橋までの450mの道を「朝霧通り」と呼びます。

宇治橋から宇治川の上流を見て、中洲にある「宇治公園」と川の東側にある「宇治神社」をつなぐ朱色の橋が朝霧橋です。

この「朝霧」という名称は、小倉百人一首の中のひとつ「朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに あらはれ渡る 瀬々の網代木」(権中納言定頼)にも読まれた、宇治川の霧に因んで名付けられたと言われています。

宇治橋側や天ケ瀬ダム側では4m程あった道幅は、市道宇治志津川線の途中では2m程度まで狭まります。
これからの紅葉シーズンは、百人一首にも読まれた
立ち上る川霧と山の紅葉がとても美しい散策道となりますが、紅葉散策の歩行者やデイキャンプをされる方々の車などもあり、道幅も一層狭く、対向車のすれ違いもしづらくなります。

 

また、道幅だけでなく、頭上には約130年続くという老舗旅館からは、大きくせり出した松の木が道路の上にまで延びています。

高さ制限2.5mの道路標識がありますが、よく見ると松の幹には擦れた跡が。

宇治志津川線を走行する際には、道幅と運転している車両の車高に注意して走行しましょう。

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