上七軒通は、今出川七本松交差点から、北野天満宮の東門に向かって北西方向に延びる、約350mの細い一方通行の道路です。
上七軒という名前は、室町時代に、社殿の一部が焼失した北野天満宮を修復する際に、余った木材を使って七軒の茶屋を建てたことに由来しているとされています。
北野天満宮の東に広がる参道として発展し、その落ち着いた街並みは、今では京都市の「上京北野(かみのきょうきたの)界わい景観整備地区」に定められ、電線などを地中に埋めたり、道路を石畳風のコンクリートで舗装したりと、景観を守る取組みがなされています。
このような京都らしい景観を眺めて歩く観光客の姿も多いので、走行されるドライバーの方は、歩行者の行動に気を付けてくださいね。
歩行者の方は、この通りは車が通ることをしっかり意識して散策してくださいね。
上七軒通の北西は、開けた北野天満宮の東門前に突き当たります。
ここは右折が禁止されていますので、ドライバーの方は道路標識に従って、左に進行してください。
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北野天満宮では、毎月25日には「天神市」が開かれたり、梅の花の見ごろに合わせた令和7年1月25日(土)から3月16日(日)の期間には梅苑「花の庭」の有料公開もあり、期間中は境内だけでなくその周辺道路も混雑が予想されます。
周辺を通行される際は、十分気をつけて、誘導に従ってお進みください。