コラム
「ちりめん街道」は、京都府与謝郡与謝野町加悦にある重要伝統的建造物群保存地区の通称で、旧加悦町役場庁舎から西山工場までの南北約700mの旧街道に面した地区を言います。
16世紀後期、安良城築城の際、敵兵の侵入を防ぐためにつくられたとされる「かぎの手」に折れ曲がる4カ所のクランクが特徴となっています。
かつては、高級絹織物「丹後ちりめん」で隆盛を極め、京の都と丹後を結ぶ物流の拠点となった場所で、そこには、江戸から昭和にかけて建てられた織物工場、商家、医院、旅館、役場庁舎など多くの貴重な建造物がコンパクトに集約され、日本遺産「丹後ちりめん回廊」の構成文化財の一つとなっています。
それぞれの建造物の前には、建造物の説明が記されており、ひとつずつ読んでいくのも一興かもしれません。
ちりめん街道の地域では、ここ数年、大きな交通事故の発生がないとのこと。
ここに住む皆さんの穏やかでゆとりのある気持ちとこの地域を愛する心が安全な地域を生み出しているのでしょう。
自動車等の運転には、気持ちと時間にゆとりを持つことも大事ですね。