京都外環状線は、京都市山科区の外環三条交差点から宇治市六地蔵を経由して長岡京市今里付近に至る約18kmにわたる道路です。今回は、そのうち、山科区の外環三条交差点から宇治六地蔵までの区間約7kmの間にスポットをあててみました。

山科区内を南北に縦断する京都外環状線は、平行して南北に走る京都市営地下鉄と並んで、山科区内の大動脈となっています。

それだけに、車の往来も激しく、山科区の国道1号線交差点、新十条通交差点付近は、渋滞の激しい箇所としても知られています。

ただ、渋滞が激しいのも要因なのか、交通事故は少なく、令和2年中の交通事故発生件数は、府下4,118件に対して36件の発生にとどまり、死亡事故は発生していません。

この区間は、右折専用車線、左折専用車線が数カ所あり、「隣の車線が空いているから」と一度車線変更すると、思っていた方面に進行できないことも多々あり、ドライバー泣かせの道路とも言えます。

ちなみに、北行きでは、新十条通交差点南側2車線のうち、左側車線は、左折専用車線なので、直進及び右折は、右車側線を、国道1号線交差点南側3車線のうち、右側2車線が右折専用車線なので、直進・左折は、左側車線を走行しなければなりません。

また、南行きでは、国道1号線交差点北側2車線のうち、右側車線が右折専用車線なので、直進・左折は左側車線を、新十条交差点北側2車線のうち、右側車線が右折専用車線なので、直進・左折は、左側車を走行しなければなりません。

渋滞の激しいときには、1つ前の交差点も過ぎて渋滞が続いている時もあるので、ナビの案内を待って走行していたのでは間に合わないときもありますのでご注意下さい。

万一、走行車線を誤って走行し、望む車線に車線変更できないときには、無理矢理、車線に入ろうとするとするのではなく、焦らずそのまま走行し、交差点を越えたところで、ナビの示す進路方向をとりましょう。また、誤った車線から入ってくる車があれば、“もし、自分がその様な場合、譲ってくれれば非常に助かること”を考えて譲ってあげる思いやりも忘れずに走行してください。