コラム

山手幹線(八幡市、京田辺市、相楽郡精華町、木津川市)

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山手幹線(八幡市、京田辺市、相楽郡精華町、木津川市)

山手幹線は、2006年(平成18年)度公共事業として着手された八幡市八幡南山の国道1号交点(八幡洞ヶ峠交差点)を起点として、一部未供用区域(精華台一丁目~木津川台一丁目)を挟み木津川市吐師宮ノ前の京都府道22号八幡木津線交点を終点とする京都府南部地域をほぼ南北に貫く延長16.4kmの幹線道路です。

山手幹線(八幡市、京田辺市、相楽郡精華町、木津川市)

この道路は、

○ 学研都市の田辺地区から平城・相楽地区の各地域間を相互に連絡することで、学研都市の一体性や、京田辺市、精華町、木津川市のまちづくりを支援すること。

○ 木津川左岸地域の南北幹線道路として、国道1号から精華大通り線までを繋なげ、山手幹線沿線の八幡市から木津川市までの地域間交流・連携を促進すること。

○ 従来の京都府道八幡木津線のバイパス道路として交通量を緩和し、地域の交通安全の確保や生活環境の改善を図ること。

○ 幅員が狭く災害時の緊急車両の通行確保に懸念が生じている第一次緊急輸送道路の京都府道22号八幡木津線の代替えとして道路として、災害時に円滑な通行を確保し、安心・安全の向上を図ること。 

を目的として整備されています。

「山手幹線」は都市計画道路の路線名ですが、すでに愛称として定着していて、案内標識にも表示されています。

ちなみに、兵庫県、滋賀県などにも「山手幹線」という名称の道路があるのでお間違いのないようにしてください。

山手幹線沿線には、住宅地域として開発された京阪東ローズタウン、大住ヶ丘団地、精華台がある他、コストコホールセンター、せいかガーデンシティ、フレスト松井山手店等といった商業施設や同志社大学田辺キャンパス、摂南大学枚方キャンパスといった大学施設がある等から賑わいを見せています。

しかし、コストコホールセンター等の大型量販店のある美濃山・欽明台地区では、週末になると買い物客の車等が渋滞を招き、一時期、路線バスが5時間半も遅延するなど地域の重大な問題となっています。

車での買い物を控え公共交通機関を利用する、車を利用する場合でも近所同士乗り合いで行くなど、みんなで車の台数を減らすことを考えてみましょう。

山手幹線道路は、京都府道22号線八幡木津線の抜け道として(今ではどちらが抜け道か分かりませんが、、、)も知られ、よく利用されている道路ですが、木津川を挟んだ対岸にある主要道路の国道24号線と山手幹線道路を繋ぐ橋は、新木津川橋、山城大橋、玉水橋、開橋の4つの橋しかなく、一度渡りそびれると、結構、走らなければならないのでご注意ください。

この山手幹線道路、視界が広く、幅員も広いため、運転し易くついついスピードを出してしまいたくなりますが、前述のとおり、この道路沿いには、住宅地域や商業施設が点在しています。また、最近では、移動オービスでの取締りが京都府下で行われているようですので、スピードの出し過ぎには十分注意し、心にゆとりをもって安全運転を心掛けてください。

この山手幹線道路、制限速度で走ると、スムーズに走れて、とても気持ちの良い道路ですよ。

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