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三条通 東部(東山区)

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三条通は、山科区の四宮から右京区の嵐山まで、京都市を東西に横切る約15kmの主要幹線道路です。

以前に三条通の西大路通より西側をご紹介しましたが、今回は、東側の東山周辺をご紹介します。

東山区の三条通沿いには、「粟田口」という地名があります。
かつて、京の都の出入口を「口」といい、主要な街道にある代表的な口は「京の七口」とも呼ばれていたそうです。
この辺りには、滋賀方面から京都に入る旧東海道や旧東山道が整備され、「粟田口」という出入口があった名残なのだそうです。

この粟田口には、厄除けとして「粟田神社」という神社が祀られました。
街道を行き来する人々が、旅の安全を願ってこの神社にお参りをされるようになり、いつしか旅立ちを見守る神様として知られるようになったそうです。
今もなお、この場所で、旅の安全を見守る旅行の守り神として信仰されています。

さて、この三条通ですが、地下鉄東西線蹴上駅の周辺は、山を迂回するように大きくカーブをしています。
西行される場合、この見通しの悪い大きなカーブの先には横断歩道があるので、ドライバーの皆さんは歩行者の横断などに十分注意してください。

また、山科区日ノ岡周辺から三条神宮道交差点の周辺までは、長い坂道になっています。
この区間の歩道は、一部自転車走行が可能ではありますが、自転車で通行される方は、下り坂でスピードを出しすぎないことや見通しの悪いカーブの先の歩行者に十分注意して、通行するようにしてください。

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