京の商店道
嵐山商店街といえば、渡月橋を背負い、「すいません。。。」が口癖の、嵐山商店街公式キャラクター「月橋渡(つきはしわたる)」くんを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
脱力感のある見た目と渡月橋をアレンジしたネーミングはインパクトがあり、ぬいぐるみやTシャツ、クッキーなど、様々なグッズが販売されるほど人気を集めています。
現在、商店街にはポスターが貼ってあり、そのQRコードを読み込むと、月橋渡くんのARフォトフレーム(全3種類)で写真を撮ることができます。嵐山商店街沿いに勅使門がある世界遺産「天龍寺」では、境内の楓やツツジが色鮮やかに染まり、紅葉した嵐山の景色と相まってより一層美しい景色が広がります。
四季折々の景色を楽しめる嵐山ですが、なかでも紅葉シーズンは多くの観光客が訪れ、渡月橋や罧原堤(宇多野嵐山山田線)は、交通渋滞を招き、周辺の駐車場も満車となります。
行楽シーズンに嵐山を訪れる際は、マイカーの利用を避けるか、マイカーを利用するのであれば観光地周辺を避けて駐車し公共交通機関を利用して観光地に向かう「パークアンドライド」をご検討ください。嵐山商店街では食べ歩きも人気で、特に最近では、かわいい食べ歩きフードがSNSで注目を集めています。
食べ歩きといえば、そのごみが問題となることが多いですが、嵐山商店街はとてもきれいに保たれています。
というのも、嵐山商店街を含む4つの商店街からなる「嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会」が“嵐山ゴミ箱マップ”の作成や、食べ残しや容器を購入したお店で捨てていただくよう、ごみマナーの啓発を行っているのです。
その他にも、毎月1回の清掃活動、嵐山の植樹活動、川の外来生物の捕獲や稚魚放流といった活動を行っておられ、そうした地元の方々の努力によって、美しい景観が保たれています。
しかし、河川敷では、お弁当のプラスチックごみやたばこの吸い殻が放置されていることが多いとのこと。
この地を訪れる私たちは、皆さんの努力を無駄にしないよう、ごみのマナーを守らなければいけませんね。
12月2日には、19時30分から約5分間の「嵐山冬花火」が上がる予定です。
また、昨年終了した冬の一大イベント「嵐山花灯路」は、クラウドファンディングにより、来年の3月に再び開催予定だそうです。
嵐山商店街、嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会の活動により、嵐山の地が今後も地元や観光客の方々に愛され続けることを期待しています。
嵐山商店街:http://www.arashiyama-kyoto.com/shop/arashiyama.html