京の商店道

大将軍商店街(上京区)

京の商店道

皆さんは、大将軍商店街が「妖怪ストリート」と呼ばれているのをご存知ですか。

一条通の中立売通から西大路通までの約400mにわたるこの商店街には、妖怪のオブジェがいたるところにあって、ここでは「飛び出し坊や」も「ろくろ首」で描かれています。

大徳寺(北区)にある絵巻には、「昔、京の都の北境であたった一条通で、捨てられた古道具がつくも神や妖怪となり、百鬼夜行と呼ばれる行進をして、人間たちに捨てられた仕返しをしていた」という伝説が描かれているそうで、商店街では嵯峨美術大学の協力を得て、この伝説を基にした商店街の活性化を15年に亘って続けられているそうです。

毎年10月には、絵巻に描かれたように、妖怪に扮した方々が一条百鬼夜行を行い、妖怪ファンの方々をはじめ、約2000人もの観客が大将軍商店街に集うそうです。
※一条百鬼夜行は2023年10月の開催は見送られ、今年の4月に再開されました。今後の開催は未定です。

大将軍商店街のある一条通は、一方通行の細街路にもかかわらず、交通量が多い通りです。
路上に停まっている車があると、歩道部分に車がはみ出し、歩行者の妨げとなったり、交通事故の原因ともなりかねません。

他の車や歩行者への思いやりの気持ちで、路上駐車は控えましょう。

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